風水を取り入れることを考えた場合によく聞かれる言葉として、鬼門と言われる言葉があります。
なんとなく悪い方角なんだろうと思う人は多いかもしれませんが、実際に詳しいことはわからないと考える人が非常に多いものです。
なぜ不吉とされているのかその理由や、インテリアでできる対策についてしっかりと把握しておくと良いでしょう。
そもそも風水における鬼門とは、鬼の通り道であると昔から言い伝えがあります。
家の中心から見て北東の方角が鬼門であり、南西の方角が裏です。
これらのエリアは凶の力が強く、玄関やトイレ、キッチンなどがこの場所にある場合には、不吉なことが起こると言われています。
この位置に玄関や水回りがあると運気が下がると考えられていますが、その理由は、邪気が溜まると言う占い的な理由もありますが、太陽の光や風が人間の体に大きな影響を与えることが理由です。
北東方向は一般的に日当たりも悪く風通しが良くない方向です。
ここに玄関などの開口部を設けた場合には、家の中に冷たい空気がこもってしまうのです。
昔から冷えは万病の元と言う言葉がありますが、底冷えする言えば病気になりやすくなるでしょう。
湿気によるダニやカビなども発生しやすくなり、呼吸器系に対して悪い影響も及ぼします。
反対に南西方向は、気温が下がらないうちに強烈な西日が差し込みます。
ここにキッチンがあれば、食料も悪くなり、食中毒にある可能性も高まります。
熱気がこもるので高温体質の環境を作りやすく、トイレがあれば雑菌が繁殖してしまうでしょう。
悪臭を放ち不衛生な空間となり、人間に悪影響を与えることにもつながります。
さらには心にも大きな影響を与えるとされていて、体調不良によって集中力ややる気の低下、行動量の減少などが発生します。
このように不吉とされる理由があることがわかりますが、これらをインテリアで対策をすることも大切です。
トイレやキッチンが鬼門の方向にある場合には、ドアやコンロ、シンクや便器等の位置をずらしてみると良いでしょう。
間取りの変更が現在でも可能なのであれば、その方向に来ないように設定します。
特に問題のない部屋は和室や書斎、リビング、応接室や寝室などが挙げられます。
変更が難しければ、中心となるラインにゴミ箱等の不浄なものがかからないように少しずらして配置をすることが良いです。
そして2つ目の対策には、常にきれいにして清めることが挙げられます。
この1を避けた方が良い理由は、日当たりと風通しの悪さが、玄関や水回りとは組み合わせが悪いからです。
玄関はすっきりとさせ上には十分に注意しましょう。
トイレはこまめに掃除を行い悪臭をカットします。
キッチンは水を拭き取り雑菌の繁殖を抑えましょう。
常にきれいにした上で、空気のよどみをなくすことを意識し、色による悪影響をカバーすることが大切です。
そしてその方向に盛り塩を置いたり柊などのとげのある植物を飾る、お札を飾るなどのことで鬼門封じができます。
今日のエネルギーを和らげることにより、心穏やかに過ごすことができるでしょう。
ラッキーカラーを取り入れることも1つであり、北東方向であれば白や黄色、ベージュ、そして南西方向は茶色やオレンジ、グリーンなどが良いです。
このように家の中心から見たときに北東方向や南西方向は十分に注意が必要であることがわかります。
これらの風水は昔の人の知恵でもあり、人間が幸せに暮らすための理にかなっているものも多く見られます。
自然のエネルギーを上手に取り入れることを考えましょう。
現在の日本は電気やガス、水道などもしっかりと完備されていて、断熱性も高くなっているので、きちんと対策を行えば特に問題はありません。